意外と多いセンター試験科目と知っておくべき4つのポイント

いよいよ受験シーズン本番だ。

これを読んでいるあなたは、志望大学は大体絞れているのではないだろうか?

そして、志望する大学や学部によって試験科目が異なるのは、あなたも知っているだろう。

自分が受ける大学の受験科目を知るのは当然だが、ここできちんと知っておかないと、何に特化して勉強をすれば良いのか、また、どんな勉強法をすれば良いのかが絞れず、ただ漠然と勉強することになる

そうならないためにも、受験生、高校生は必要な勉強科目、勉強法を知っておくべきである。

ここでは、センター試験の科目について詳しく説明していくので、あなたの志望大学(学部)に必要な科目を照らし合わせて、参考にしてほしい。

センター試験の概要

大学入試センター試験(通称:センター試験)は、大学入試センターと各大学が共同して実施する試験である。

試験は全教科全てマークシート方式となっている

センター試験に参加する全ての大学が、その大学のレベルに関係なく同じ問題となるため、それほど難問が出題されることはない。

この章では、センター試験の概要を試験科目時間割・配点の二つに分けて詳しく説明する。

 試験科目について

センター試験では、国語、地理歴史、公民、数学、理科、外国語の6教科で構成されている。

さらにこの中から、30科目に枝分かれしている。

あなた達受験生は、最大8科目(理科①を選択した場合は9科目)を受験することが出来る。

志望大学が指定する教科・科目を、センター試験で選択して受験することになるので事前に調べておこう。

 

 

※大学入試センターより引用

地理歴史と公民は,両方の教科を受験する場合も,出願時には,「地理歴史,公民」の2教科を1教科として数えます。

また,1つの教科の中で複数の科目を受験する場合でも,1教科として数えてください。

例1:国語「国語」,地理歴史「世界史B」,公民「現代社会」,外国語「英語」の4科目を受験する場合  →国語,「地理歴史,公民」,外国語の3教科

例2:数学①「数学Ⅰ・数学A」,数学②「数学Ⅱ・数学B」,理科②「化学」,外国語「英語」の4 科目を受験する場合  →数学,理科,外国語の3教科

例3:数学①「数学Ⅰ・数学A」,数学②「数学Ⅱ・数学B」,理科①「化学基礎」,「生物基礎」,理科②「生物」の5科目を受験する場合  →数学,理科の2教科

センター試験の配点/時間の割り振り

では次に、選択した科目の時間の割り振りについて説明していこう。

表にしたので参考にしてほしい。

教科 出題科目 選択方法 配点 試験時間
国語 「国語総合」 200点 80分
地理・歴史 「世界史A」  10科目のなかから、         最大2科目を選択する。        但し、同一名称を含む科目の組み合わせは不可。 1科目 100点 1科目 60分
「世界史B」
「日本史A」
「日本史B」
「地理A」
「地理B」
公民 「現代社会」 2科目 200点 2科目 120分
「倫理」
「政治・経済」
「倫理、政治・経済」
数学① 「数学 I 」 2科目のうちから、1科目選択 100点
60分
「数学 I ・数学A」
数学② 「数学 Ⅱ」 4科目のうちから、1科目選択 100点 60分
「数学 Ⅱ・数学B」
「簿記・会計」
「情報関係基礎」
理科① 「物理基礎」 8科目のうちから、             下記いずれかを選択 A:100点 A:60分
「化学基礎」
「生物基礎」 B:100点 B:60分
「地学基礎」 A:理科①から2科目
理科② 「物理」 B:理科②から1科目 C:200点 C:120分
「化学」  C:理科①から2科目及び         理科②から1科目
「生物」 D:200点 D:120分
「地学」 D:理科②から2科目
外国語 「英語+リスニング」 ※英語のみリスニングがある 200点 80分
リスニング:50点 リスニング:30分
「ドイツ語」 5科目のうちから、1科目選択 200点 80分
「フランス語」
「中国語」
「韓国語」

 

【補足】国語・・・近代以降の文章、古典(古文・漢文)が出題される。

地理歴史、公民・・・10科目のなかから選択するが、同一名称を含む科目の組み合わせは不可となっている。

つまり、「日本史A」と「日本史B」や、「地理A」と「地理B」は選択不可だ。

同様に、「政治・経済」と「倫理、政治・経済」も同一名称を含んでいるため、選択不可となる。

2科目選択する科目・・・それぞれ第1解答科目・第2解答科目に分けて、各60分間で解答を行う。

試験時間は130分だが、解答時間は60分+60分となる。

受験する科目は出願時に申し込むこと。

外国語・・・「英語」を選択した場合、筆記とリスニングがある。その際、ICプレーヤーの作動確認、音量調節は受験者本人が行う。

センター試験に向けた、教科別の勉強法

前述で説明した通り、センター試験は6教科、30科目で構成されている。

これだけ聞くと気が遠くなりそうだが、おそらくあなたは志望大学はほぼ決まっているはずだ。

具体的に決まっていないとしても、文系・理系などには絞れているのではないだろうか?

ここでは、あなたの得意分野を生かした教科別勉強法を伝授していきたい。

志望大学のセンター試験必要教科は?

まずはあなたが志望する大学の、センター試験に必要な教科・科目を書きだしてみよう

例えば、地理・歴史及び公民。

受ける大学の学部や学科によって、「倫理、政治・経済」でなければいけないところもある。

逆に、「倫理」「政治・経済」のみで良い大学もある

理科も同様だ。8科目4パターンのなかから組み合わせる必要がある。

志望大学が、どの教科・科目を求めているのか、しっかり確認しておこう。

また、センター試験は何校でも受けられる、という事は以前紹介したが、ここで気を付けてなくてはいけないのが、センター試験は8科目が受験できる最大数だ。

私立大は大体が2~3教科だ。

但し、国公立大を目指す人にとっては、多くの大学が5教科以上が必須となるため、まんべんなく勉強してほしい

また、教科と科目は意味合いが違うので気を付けよう。

例:教科→公民

科目→政治・経済

科目別の勉強方法

いよいよ科目別の勉強方法について紹介していきたいと思う。

ここで紹介するのは、あくまでセンター試験対策の勉強法だ。

どの科目でもそうだが、過去問は必須だ。とにかく時間の許す限り、過去問は解きまくるようにしてほしい。

 

国語

国語は、現代文・古文・漢文から出題される。

現代文・・・「評論文」と「小説」から構成される。

評論では筆者の主張や論点をとらえると解答しやすい。

小説では登場人物の心情や変化に着目しよう。

古文・・・重要古語は暗記必須だ。敬語も重点的に暗記することをおすすめする。

漢文・・・句法と筆者が何を言いたいのか、に着目して過去問を解くと良い。

国語は、文章読解力が大きく影響されるため、長文読解問題の数をこなす練習を繰り返す。

とは言え、単語を知らなければ意味がない。単語帳を何度も読み、暗記することは必須となる。

素早く読んで理解できるようになるまで何度も繰り返そう。

 

数学

数学はとにかくスピード勝負だ

計算力のスピードと正確性が明暗を分けると言っても過言ではない。

演習問題はとにかく沢山解くようにしてほしい。

裏ワザ公式という言葉を聞いたことがあるだろうか?

なぜこの値になったのか、という証明(説明)がないため、授業では習わない。

値だけを求めるセンター試験にとって、裏ワザ公式は時間短縮にかなり使える。

以下に例を載せておくので参考にしてほしい。

≪対数の公式≫

logbc=clogba

これは教科書には載っていないが、よく使える公式だ。

指数の肩にlogがある場合、左下と右上が交換できる。

例えばこんなふうに。

4log23=3log24=32=9

logbaが計算できる場合に有効で、a=b=cはよく出る問題だ。

他にも、センター試験で役立つ裏ワザ公式には色々ある。

以下の公式まとめを参考にしてほしい。

但しこれは、証明が必要な二次試験では使えないものも含まれる。

あくまで、センター試験対策の一部として考えてほしい。

※「高校数学の美しい物語」より引用

センター試験にも役立つ即効性の高い公式まとめ

地理・歴史

基礎知識の暗記が必須となる

教科書を熟読し全体のイメージをつかみ、問題集を解いて基礎を固めよう。

地理・・・統計資料・地図・写真を用いた資料問題が出題の8割を占める。

最近の話題と関連した出題がされる傾向にあるため、最近の重大ニュースはチェックが必要だ。

世界の環境問題や地域紛争など、大まかな流れ、背景、現状、対策を整理しておくと良い。

また、地形図の基礎読図手法は身につけておこう。

世界史・・・地図形式で出題されることが多い。

用語を覚えるよりも全体像をとらえておくことが重要。

日本史・・・幅広く全時代から出題されるため、歴史の流れを覚えておくこと。

起こった出来事を年代順に並べる問題があるので、出来事の背景や展開、因果関係をおさえておこう。

政治・経済

政治・経済は覚えることが沢山ある。

基本的には教科書からの出題となるが、近年起こったことは出題につながりやすいため、最近の社会問題や法改正、経済動向などの時事問題も知識として身につけておこう

参考書はもちろん、新聞やインターネットも併用して、理解を深めてほしい。

効率を上げるためには、過去問を解くことで出題傾向を覚えることだ。

 

英語

英語は、ほぼ全ての受験生が受ける教科だ

センター英語は簡単な問題が出る傾向だが、出題数がとても多く、速読力が大きなカギとなる。

毎年の出題傾向や出題数はほとんど変わらないため、過去問をひたすら解いていれば鍛えられる。

必要なのは読むスピード。これが鍛えられていないと、試験時間が足りないなんてことになりかねない

英語の基本的な勉強の流れを以下に記しておく。

まずは、単語・熟語・文法といった知識面を暗記することだ。

単語帳でおすすめはシステム英単語(通称:シス単)だ。

(システム英単語の記事→最強の単語帳「シス単」を使った偏差値を20上げる3ステップ学習法)

とにかく単語は沢山暗記すること。

複数の意味がある単語については、まずは一つの意味だけ覚えることだ。

完全に覚えた後で、他の意味を覚え、類義語・対義語を確認するようにしよう。

これだけで効率よく色んな単語を覚えることが出来る。

知識面が暗記出来たら、長文を沢山読もう

最初は簡単な長文からで構わない。

ここで長文に慣れてから、解きレベルを上げていく。

いきなり長文難題に挑戦すると、気持ちが負けてしまい苦手意識が生まれる。

難しい長文問題は、知識の基礎が固まったあとにしよう。

驚くほど応用力がついていることだろう。

 

理科

物理・・・公式の意味や知識問題が多い。

公式丸暗記より物理の本質を理解していた方が点数は取りやすい。参考書で理解を深めよう。

出題範囲が広いため、法則や公式は使いこなせるようになるまで問題を解くべし。

化学・・・暗記必須の化学。暗記した分だけ点数が上がると言っても過言ではない。

ひねった問題もほとんどないため、いかに早く効率良く暗記出来るかがポイントだ。

語呂合わせ覚えるなど、暗記の仕方はあなたのやりやすいようにすると良いだろう。

生物・・・生物の考察問題は難易度が高いと言える。

データを読み取る力が必要なので、演習問題を繰り返し行い、スピードをつけよう。

データやグラフを理解すること、慣れることが大きなポイントとなる。

地学・・・生物と同様、難易度は高めだ。

地学もデータやグラフの読み取り、計算力も必要となってくる。

教科書、参考書を駆使して、基礎はしっかり固めよう。

点数を上げるポイント

科目別のセンター対策が分かったところで、点数を上げるポイントを伝授したいと思う。

問題数の多さや残り時間にばかり気を取られ、集中できなくなったら元も子もない。

ケアレスミスをなくすのはもちろん、集中力を持続させるためにも、以下のことは徹底してやってほしい

 

1)名前と受験番号の書き忘れはないか?

これは一番やってはいけない致命的なミスだ。これを書き忘れてしまうと解答が全て合っていても0点だ。

答案用紙を提出する前に必ずもう一度確認しよう。

2)問題文をよく読んでいるか?

試験中は気持ちが焦りがちだ。しかし、問題文をしっかり読んでいなかったためにミスをしてしまうことも多々ある。

例えば、「次のなかから適当でないものを選びなさい」だ。ここで正しいものを選べばもちろん×だ。問題文はよく読もう。

3)選択肢を見るのは後で!

これはひとつのアドバイスだが、問題文を読んだ後にすぐ解答の選択肢を見るのではなく、問題に対する答えを自分の中で先に出そう。

そうすることで、選択肢を見て悩むことがほとんどなくなる。

4)ヒントは前後に!

長文問題は、問題が指す言葉の前後にヒントがあることが多い。

問題文の前後2~3行を繰り返し読み、ヒントを探ろう。

まとめ

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センター試験で受けるべき教科・科目は絞れただろうか?

幅広く勉強してきた人も、的を絞って勉強してきた人も、センター対策は2次試験の勉強法とは違う、ということを理解できただろうか?

持っている時間はみな平等だ

残された時間のなかで、どれだけ効率よく頭に詰め込めるかが、センター試験の結果を大きく変えることになるだろう。

そして、どの教科・科目にも共通して言えることは、過去問を絶対に怠らないことだ

出題傾向を知るのはもちろんのこと、どんな問題にどのくらい時間がかかっているのか、どんな問題に苦戦するのか、これらを知らずして試験当日を迎えるのは危険すぎる。

逆を言えば、過去問を解くことが大きなアドバンテージにつながり、試験当日も緊張せずに挑めるのだ

あなたが努力してきたことが結果として実るよう、下準備は怠らないでほしい。

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